「FXの失敗って何?どんな事をすると失敗なの?」
「FXで失敗するってどういうこと?」
「FXで絶対失敗したくない!」
と悩んでいませんか?
FX初心者の人にとって、そもそも「FXで失敗すること」がどういう事なのかよくわからないですよね。
簡単に言えば、FXにおける失敗とは資金を失ってしまうことなんです。
この記事では、
- FX初心者がしがちな失敗
- FXの失敗例
を、詳しく解説していきます。
今回紹介する失敗例は、多くのFX初心者の方が経験するものだと思います.
この記事を読んで事前にそれらの失敗を把握して、できるだけ回避するようにしていきましょう!
失敗例① 損切り出来ない
損切りができない2つの理由
FXで大金を失ってしまう人の一番の原因は、損切りができないということです。
損切りっていうのは投資の教科書の基本中の基本として必ず書かれています。
しかし、なかなかそれができないんですよね。
ではなぜ損切りができないのかというと、1つ目の理由は
損切りをしなかったらレートが元に戻って救われた経験があるからです。
例えば、損切りしようかどうしようかと迷っていて、結局損切りできずにそのまま持っていたら
たまたま運良くレートが元に戻ってプラスマイナスゼロで終わった経験。
もしくはプラスになって終わったというような経験です。
2つ目は、
損切りをした後にレートが予想した方向に動いて損切りを後悔した経験があるから。
この2つを経験してしまっていると「損切りは悪い事」と勘違いしてしまうようになります。
しかし、FXを長く続けていく上で損切りは必要不可欠です。
損切りが必要な理由
「為替相場はいずれ元に戻るから損切りなんかそもそも必要ない」
と思われる方も結構います。
確かにこの考えは一理あります。
なぜなら、為替は株や仮想通貨と違って、レートがずーっと上昇し続けるとか、レートが0近くまで下がるってことは基本的にありません。
もしレートが上がりすぎたり、下がりすぎたりした場合は、各国の政府や中央銀行が何らかの対処しますので、為替はある一定のレンジを上下するような傾向にあります。
事実、損切りしなくても良い場合というのはあります。
損切りしなくて良い場合とは?
「損切りをしない」という戦略が有効になるのは、長期運用の戦略の上で取引をしている場合に限ります。
例えば、
「低レバレッジで取引している」
とか
「資金が豊富にあってもし含み損を抱えたとしても追加投入出来る」
というケースに限ります。
そのため、もし短期売買をやっている人が含み損を抱えたからといって損切りしなかったらどうなるかというと、その時点で資金がロックされてしまうのです。
そして、もしその後チャンスが来てもエントリー出来なくなってしまいます。
長期運用を最初からやっているんであればこの損切りをしないという戦略は有効になってきます。
しかし、それ以外の方にとっては損切りしないと資金もロックされ、お金を大きく失ってしまうという危険性があるのです。
損切りをしない人の末路
では損切りをしない人はどうなってしまうか、
リーマンショックのときのドル円について解説します。
ドル円はリーマンショックが起きる前は123円台で推移をしていました。
ところがリーマンショックという金融危機が起きた後、ずーっと下降トレンドが起き、4年間で約40%の下落になっています。
そして、123円台から75円台まで下がりました。
リーマンショック前にドル円を123円台で買っていた人は、どんどん下がっていっても「どうせ持っていれば後で元に戻るだろう」と思ってそれを放置した方々が沢山いました…
しかし、結局ドル円は4年間で40%下落しているので、
例えば100万円で運用していた場合
レバレッジ1倍で運用していても4年間で40万円の損失です。
もしレバレッジを3倍以上かけていたら資金が全てなくなるという結果になったわけです。
なので損切りをしないっていうのは、エントリー後にレートが予想の反対方向に動いて中長期のトレンドが起きてしまった場合に大きな損失を被る危険性があるということです。
なので「いつか戻る」という考えは投資の世界では捨てないと危険です。
失敗② ハイレバレッジでの取引
続いての失敗例はハイレバレッジでの取引です。
FXには、レバレッジという預けた資金よりも大きな金額を取引できる仕組みがあります。
FXのメリットは少額から取引できることですが、だからといってハイリターンを期待して少額から始めてレバレッジ限界20倍25倍もしくは海外のFX業者を使って50倍とかで取引する人が結構多いのです。
しかしFX初心者の方がずっと勝ち続けられる程相場の世界は甘く無いんですよね…
また、ハイレバレッジ取引をするということは、もちろん勝った場合はハイリターンが得られますが、
負けが続くことももちろんあるわけです。
そういう場合に資金が尽きてしまうという危険性もあるので、まずは初心者の頃は自分の勝率が上がってきたらレバレッジを高めていくというプロセスがいいんじゃないかなと思います。
失敗③ ポジポジ病
ポジポジ病とは?
さて、次に挙げるのは失敗例3、ポジポジ病についてです。
ポジポジ病とは、ポジションを早めに持ってしまうという悪習慣のことです。
例えば、チャートを見た瞬間にすぐにチャンスを感じてしまい、取引回数が一日に何十回も増えることがあります。
ポジポジ病の問題点は、根拠のない取引が増えてしまうことです。
後でトレードを振り返った時、「なぜここでエントリーしたのだろう」と後悔することが多くあります。
このような方は、もしかするとポジポジ病に陥っていて、チャートを見るとすぐにエントリーしてしまう癖があるかもしれません。
ポジポジ病の問題点
また、ポジポジ病のもう一つの問題点は、スプレッド分だけ余分なコストが発生することです。
スプレッドはコストです。
例えば、1日に10回取引すると仮定すると、ドル円のスプレッドが0.3 pipsだとすると、エントリーと決済で1回につき0.6 pips、10回で1日6 pipsのコストがかかることになります。
これが積み重なると、1か月では20日間で120 pips、1年間では1440 pipsになります。
多くの取引回数では、無駄にコストをかけていることになってしまっているんですよね。
ポジポジ病の対策方法
もしポジポジ病に悩んでいる場合、エントリー前に一呼吸置いて、エントリーの根拠や売買ルールが守られているかを確認することが大切です。
自分のトレードルールを明確にし、感情に左右されずにチャートを見つめてから取引に臨むことで、効果的なトレードができるでしょう。
このように、自分自身のトレードスタイルを確立し、失敗例を回避する努力をすることが、成功するための重要なステップとなります。
ポジポジ病具体的な対策方法
おすすめの対策方法の1つをご紹介します!
それは、時間帯を決めてエントリーするという方法です。
東京市場は朝9時に開場するのですが、7~8時台の値動きに対して 開場直後の9時から反転しやすのです。
つまり7~8時台が上昇トレンドだった場合、9時から反転しやすくなります。
しかし、9時になっても反転しない場合、このトレンドは10時30分頃まで続きやすくなります。
次に反転するのが11時20分以降になります。それまでは高止まりとかレンジを形成しやすくなります。
そのため、もし反転を狙うなら東京時間の場合、午前9時と午前11時30分付近の2回しかないのです。
相場は時間に支配されているので、時間帯でエントリータイミングを決めるというポジポジ病対策方法です。ぜひ検証して手法の1つに覚えておいて下さい!
まとめ
以下まとめです!
- 大金を失う原因の1つは損切りができないこと。
- 損切りができない理由:損切りをしなかったら過去にレートが戻り、後悔する経験や、損切り後にレートが予想した方向に動き、後悔する経験があるため。
- 損切りは資金を守るために必要。
- ハイレバレッジでの取引は勝利だけでなく、大きな損失をもたらす可能性もある。
- ポジポジ病の問題点:根拠のない取引が増加し、後で後悔すること。
-
ポジポジ病の対策方法:時間帯でエントリータイミングを選び、感情に左右されないトレードを目指す
いかがでしたか?
FX初心者がしがちな失敗例を挙げてみました。
事前にそれらの失敗を把握することが失敗の回避につながって、いずれ勝ちトレーダーになれるはずです。どうぞ参考にしてみて下さい。